導入事例

あいまい検索により社内情報へ簡単にアクセス可能に!
業務を圧迫していた電話問い合わせを削減できた

アイザワ証券株式会社 様

ブルートレードセンタ センター長 山口様
ブルートレードセンター 相続支援課 マネージャー 原様
経営企画部 経営管理課長 水野様
(2023年9月現在)
アイザワ証券株式会社様は東京都港区に本社を置き、証券業・金融商品取引業を展開されています。全国に構える45店舗とインターネットを通じてお客様の資産管理や資産運用ニーズに応えられています。
今回は、ブルートレードセンターに所属する山口様と原様、経営企画部に所属する水野様にお話を伺いました。
導入の背景

● 社内で共有されている情報が探しにくく、自己解決ができない

● 他部署からの電話問い合わせが多く、その都度業務が滞ってしまう

● エキスパート社員に知識が属人化している

導入の決め手

● 見やすく、使いやすいユーザーインターフェース

● 文言が完全一致していなくても調べることが可能

● 複雑な管理が不要

導入による効果

● 疑問点を簡単に調べられるようになり、自己解決できることが増えた

● 社内からの電話問い合わせが減り、業務に注力できるようになった

● 知識習得をサポートし、社員の負担を軽減

導入の背景

電話での問い合わせが多く、受電のたびに業務が滞ってしまう状況にあった

当社は、有価証券の売買及びその取次、引受け及び売出し、募集及び売出しの取扱いなどの業務を中核としています。私どもが所属する「ブルートレードセンター」はインターネット取引やコールセンターを管理しており、お客様に安心して取引をしてもらえるようお客様サポートの充実を図っています。

当社の最大の課題は、ブルートレードセンターへの問い合わせにとどまらず、社内の問い合わせが多いことでした。社内FAQといえばグループウェア上にスレッドを用意する程度で、すべてを網羅できているわけではありませんでした。疑問を解決するために事務連絡の掲示やマニュアルの中から探し出すのですが、それらを調べるのにもスキルが必要で自己解決がしにくい状況にありました。その結果、担当部署に電話での問い合わせが殺到し、業務が滞っていました。
そこで、FAQシステム導入により社内情報を調べやすくすることで自己解決を促進し、受電にかかる時間を削減したいと考えました。

担当者が不在だと回答できないことも

「この問い合わせはあの人にしか回答できない」という場合、特定の担当者に問い合わせが殺到します。その担当者が不在だった場合、回答の質が下がる、もしくは回答できない状況が生まれてしまうことも課題に感じていました。
詳しい者の知識をFAQシステムに投入することで社内に共有でき、属人化の解消にもつながるのではと考えました。

導入の決め手

直感的に操作できるUIやAIによるあいまい検索が決め手となった

業界の動向や最新ソリューションの調査のため参加した、コールセンター向けの展示会がきっかけで「ふれあいコンシェルジュ」を知りました。展示会では他社製品も含めシステムをいくつか見ましたが、その中でも一番「ふれあいコンシェルジュ」が使いやすそうだったため惹かれました。

導入にあたり最大の決め手となったのはユーザーインターフェースです。社員に利用してもらうためには、見やすくて直感的に使えることが重要だと考えていたため「ふれあいコンシェルジュ」を選びました。

また、言葉が完全に一致しなくても検索が可能な点も決め手となりました。単語の完全一致による検索に苦戦していた私どもにとって、自然言語処理AIによるあいまいな文章での検索が可能になれば、欲しい情報を探し出す手間が大幅に削減できると考えました。

複雑な管理が不要な点や、試しに使ってみようと思える金額だった点も、導入を後押ししました。

運用の工夫

FAQの件数はリリースから10ヶ月で2.4倍に

導入に向けた準備期間は3ヶ月ほどです。FAQが少ないと社員に活用してもらえないと考え、稼働時からある程度の件数を入れておくことにしました。FAQの作成にあたっては、回答はなるべくシンプルに短くなるよう工夫しました。文章が長いと読んでもらえないと考えたためです。
カテゴリは部署で分け、5カテゴリで約500件のFAQを投入し、全社へリリースしました。

リリースから10ヶ月経過した現在では、20カテゴリで約1200件のFAQが登録されています。

メンテナンスは1日30分程度。未解決のデータをチェックし、担当部署へ呼びかけ

導入当初は慣れない作業で不明点も多かったのですが、わからないことをサポート窓口に問い合わせると、毎回丁寧に対応してくれました。現在では、サポート窓口にほとんど頼らずに1日30分から1時間程度でメンテナンスを行えています

私は管理者として毎日「解決しませんでしたデータ」を確認しています。「ふれあいコンシェルジュ」には、社員が解決できなかった際の検索文やコメントを一覧で確認できる機能があります。このデータを見れば、FAQの作成担当者目線では気付かなかった部分や不足しているFAQがわかるので大変重宝しています。他部署の「解決しませんでしたデータ」も確認し、FAQの追加や更新などの処理がされていないものがあれば担当部署に「こんな質問が来ているので、回答を追加してください」と積極的に呼びかけを行っています。

また、「総取(証券総合取引申込書)」のような略称や、「NISA」などの英語表記を「AI辞書」機能に登録しておくことであいまいな言葉でも検索精度が向上します。こちらも各部署へ登録するよう呼びかけています。

得られた効果

FAQの検索で自己解決できるようになり、電話問い合わせが削減された

「ふれあいコンシェルジュ」を導入し、社内情報を調べるのが非常に楽になりました。ある社員は、辞書や百科事典のようなイメージで1日に何度も利用しているそうです。「体感で80%くらいは回答が見つかる」といった声もあります。

導入以前と比較して、電話での問い合わせは確実に削減されました。FAQを充実させたことで社員の自己解決が促進され、問い合わせの削減につながっているのだと思います。

また、当社の業界は覚えるべき知識が多いうえに状況も日々変わっていくため、知識の習得が社員の負担となっていました。しかし、現在では「ふれあいコンシェルジュ」が社員の知識習得をサポートする役割も担っています

今後の展望

より一層FAQを充実させ、多くの社員に利用してもらいたい

今後も引き続きメンテナンスを継続し、FAQを育てていきたいと考えています。そのために、社員が解決しなかった場合、任意のコメント欄に解決しなかった理由を入力してもらえるような工夫をしたいです。「なぜ解決できなかったのか」「何を知りたかったのか」が明確にわかることで、これまで以上にFAQの追加や修正が楽になるのではと思います。

また、当社ではカテゴリを部署で分けているため、カテゴリから辿る検索方法がよく利用されています。しかし、質問意図を把握するために単語や文章で入力して検索する「AI検索」をしてもらいたいと思っています。この検索方法を推奨できるような機能が搭載されると良いなと思います。
北日本コンピューターサービスさんはこれまで私どもを含むユーザーの要望に柔軟に対応し機能に反映しているので、今後も期待しています。
FAQの拡充や「AI検索」の推奨、さらに「ふれあいコンシェルジュ」のリンクの視認性を高めることで、より多くの社員に利用してもらいたいですね。

属人化の解消にも活用していきたい

今後は「ふれあいコンシェルジュ」を属人化の解消にも活用したいと考えています。社内のエキスパート社員だけが知っている情報やノウハウをFAQとして登録し、社内全体で共有していきたいです。

ふれあいコンシェルジュの資料は下記よりダウンロードいただけます。一度ご覧になってみてください。

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