導入事例

多忙な現場で「質問しにくい」という若手社員の悩みを解決!
属人化していた技術やノウハウを会社として蓄積・共有するとともに総務部門の問い合わせ対応業務の効率化にもつながった

旭日電気工業株式会社 様

社長室長 髙張様
社長室 経営企画グループ 担当課長 廣田様


旭日電気工業株式会社様は東京都世田谷区に本社を置き、電気工事を中心に幅広く建設業を展開されています。
日本各地に支店および営業所を持ち、全国の屋内電気設備工事の企画から設計、施工、メンテナンス工事全般に至るまで総合的に取り組まれています。
今回は、社長室に所属し経営企画などを担当されている髙張様と廣田様にお話を伺いました。
導入の背景

●多忙な現場で、若手社員が分からないことを上司に質問しにくいという問題があった

●主に工事部門において、業務に関する知識やノウハウが属人化していた

●総務部門が担当する、社内の問い合わせ対応にかかる時間を削減したかった

導入の決め手

●属人化している知識や技術をFAQとして共有・蓄積できる

●総務部門の問い合わせ対応業務の効率化を図れる

●他のFAQシステムやチャットボットと比較して、社員との親和性が高かった

導入による効果

●若手社員が自ら様々な質問を検索し、用語辞典としても活用している

●総務部に問い合わせていた質問を、FAQで検索する流れが定着してきた

●現場で撮影した動画をFAQとリンクさせ、研修を補う役割も担い始めている

導入の背景

多忙な現場において、若手が上司に質問しにくい状況が生じていた

当社は、様々な建築物の電気設備工事全般に関する施工管理を中心とした事業を行なっています。
私たちが所属する社長室は経営のサポートとして生産性の向上につながる施策なども担当しています。
「ふれあいコンシェルジュ」の利用は、現場からノウハウを共有できるシステムが欲しいという声が挙がったことがきっかけでした。
現場に従事している社員は、日頃から多忙な状況にあります。その「忙しい上司」に対して、若手社員が業務に関する質問ができない、遠慮してしまい詳しく聞けないという問題がありました。
そこで、社内FAQを作成し、若手社員がいつでも疑問を解消できる仕組みが必要でした。
また、検索しても解決できなかったものについては聞くという体制を作ることで上司と若手社員の生産性を下げることなく運用できると考えました。
若手社員に「自分で調べる能力」を身につけてほしいという想いもありました。(廣田氏)

ノウハウの属人化や総務部門の業務効率化にも課題意識があった

これまで個々の社員に留まっていた工事関連のノウハウや技術に関する知識を、会社として蓄積していきたい意識はありましたが、思うように進められておりませんでした。
また、副次的な効果として、総務関連部門が日常的に行なっていた社内の問い合わせ対応についても、 社内FAQを作成することで対応時間の削減、効率化できるのではと考えました。(廣田氏)

導入の決め手

検索方法やUIの分かりやすさに、社員との親和性の高さを感じた

仕組み作りに向け複数のFAQシステムやチャットボットサービスを探し、比較検討する中で北日本コンピューターサービスさんが提供する「ふれあいコンシェルジュ」にたどり着きました。
導入の決め手となったのは、社員との親和性の高さです。
たとえば、自然言語処理AIが搭載されていることで誰でも話し言葉で質問できること、キーワード検索が可能なこと、UIが分かりやすいことなどが挙げられます。会話形式のチャットボットに比べ、「ふれあいコンシェルジュ」はキーワードを入れると様々な選択肢が提示されます。
特に検索に慣れている若手社員にとって、使いやすいと思いました。最新技術を取り入れたシステムを導入することで、社員の皆さんのDX化への意識を高める効果も期待しています。
また、料金体系がアカウント数・社員数ではなく企業ごとの請求になるため、全社的な利用でのメリットも大きく、非常に取り入れやすいと感じました。(廣田氏)
FAQシステムは情報を集約できる社内イントラネットのような形が活用しやすいと考え、「ふれあいコンシェルジュ」を選びました。
また、官公庁をはじめ多くの企業が導入している実績からも、安心感がありました。(髙張氏)
「ふれあいコンシェルジュ」の導入前にオンラインでのサービス説明や、トライアル環境をご提供いただき、検討を重ねました。
その際、どこまでを検索範囲に含めれば社員が探すキーワードとうまく結びつくのかなどを実験しながら、落とし込む際のイメージを固めていきました。
カテゴリーなどの整備がしやすい点や、CSVファイルを用いたデータの一括取り込みに対応しており、管理画面の中で操作が可能な点にも利便性の高さを感じました。
また、導入にあたりトライアル時に感じた仕様やシステム面での要望をまとめてお出ししたところ、多くを反映していただけたので大変ありがたかったです。サポートのご連絡も頻繁にいただき、安心して導入できました。(廣田氏)

運用の工夫

定着度を高められるよう、FAQを作り込んでからリリースした

経験豊富な社員にとっては「若手が、何が分からないのかが分からない」という状態でしたから、事前に工事部門の若手社員に「これが知りたい」「知りたかった」という内容のアンケートを取り、集計を行いました。
それをもとに、工事部の知識や経験を持っている熟練技術者に適切な回答を伺い、FAQを作成しました。(髙張氏)
導入の決済から2023年2月に公式にリリースするまでの約半年間に、事務局でFAQを作り込みました。
社員がログインしても情報が入っていないと、その後に使われなくなってしまう懸念がありましたので、社員目線に立って網羅性の高い情報提供を意識しました。(廣田氏)

得られた効果

総務部に問い合わせていた質問を、各自で検索する流れが定着してきた

リリースから約3カ月が経過し、定量的な効果についてはこれから分析をしていこうと考えています。
定性的な部分では、これまで総務部門に電話で問い合わせていた質問を「ふれあいコンシェルジュ」で検索する社員が増え、定着してきたと体感しています。
管理者画面から、どういったワードで検索されているかを調べると、総務関連の質問もあれば工事現場での書類の書き方に関する質問もあり、幅広く利用されていることが分かりました。
また、「この工具の正式名称は知っているけれど、現場での略称が分からない」というケースがしばしばあることから、その範囲を検索し用語辞典として活用している社員も少なからずいるようです。
今後もニーズに合わせて調整していきたいと考えています。(廣田氏)

現場で撮影した動画をFAQと連動させ、研修を補う役割も

業界自体が忙しく「教える」ためのリソースも不足しがちです。
また、この業界のさまざまな施工方法や図面の書き方は、OJTで教えようとすると非常に時間がかかります。
そこで、現場で動画を撮影してFAQとリンクさせる取り組みを始めました。教える時間をFAQで補うイメージです。
こちらも、かなり見られているようですし、見えないコストの削減につながっていると思います(髙張氏)

今後の展望

運営フローを改善し、回答までのプロセスや窓口業務を効率化したい

たとえばFAQに掲載されていない工事関連の質問があった際には、事務局で一旦受けてから工事部門に質問や確認を行い回答を得る、FAQに追記するというプロセスを踏んでいます。
事務局で対応している業務を、各部門に担当窓口を置いて振り分ける仕組みにすることで、事務局の対応業務を削減するとともに、質問から回答までにかかるスパンを短縮したいと考えています。(廣田氏)

全てのナレッジを蓄積し、発展させ、研修にも活用したい

当社の持つ技術と経験、歴史、その他のノウハウなどを全て蓄積していける場所にしたいと考えています。ナレッジトランスファーの促進にも役立てたいです。(廣田氏)

FAQをデータバンク化し、その中にある情報からe-ラーニング形式で学習したり、テストを受けられたりするような、発展的な活用にも取り組んでいこうと考えています。(髙張氏)
ふれあいコンシェルジュの資料は下記よりダウンロードいただけます。一度ご覧になってみてください。

関連記事

CONTACT

問い合わせ対応をAIで効率化しませんか?
私たちにお気軽にご相談ください

お電話でのお問い合わせはこちら
平日 8:45~17:45
ご不明な点はお気軽に
お問い合わせください
サービス紹介資料は
こちらから