導入事例

管理部門への問い合わせ削減のためFAQシステムを導入

さつま町 総務課 様

総務課 行政係 東條様
総務課 課長補佐 兼 行政係長 太田様
総務課 デジタル推進係 課長補佐 兼 デジタル推進係長 串下様
GDX推進アドバイザー 原田様
(2023年10月現在)
鹿児島県の北西部に位置するさつま町様は、「地域活性化起業人制度」を活用してアドバイザーを設置し、DX推進に取り組まれています。その取り組みの1つに、FAQシステム『ふれあいコンシェルジュ』の導入による内部問い合わせの削減があります。
総務課の東條様、太田様、串下様、GDX推進アドバイザーの原田様にお話を伺いました。
導入の背景

● 職員から管理部門への問い合わせが非常に多く、対応に時間をとられていた

● マニュアル化が進んでおらず、業務が属人化していた

導入の決め手

● LGWANに対応しており、シナリオなどの作りこみが不要

● 職員みんなでFAQを育てることができる

● ウェブブラウザのように検索できる

期待する効果

● 管理部門への問い合わせを削減

● 異動に伴う引き継ぎの負担軽減

導入の背景

内部事務に関する問い合わせ対応と業務に関する情報共有に課題があった

農業が盛んで、川内川や紫尾山といった風光明媚な景観が広がるさつま町では、毎年5月頃に、ホタルを舟の上から眺めることができる「ホタル舟」というイベントを開催しています。また、近年では「薩摩のさつま」という地域ブランドを作り、地域の特産品をPRする取り組みも行っています。

DXに関しては、国が策定した「自治体デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」に沿って推進しています。令和4年度から「地域活性化起業人制度」を活用して、ITに精通する人材にアドバイザーとして常駐してもらい、DX推進に取り組んでいます。


さつま町では2つの課題を抱えていました。1つ目は職員から内部事務に関する問い合わせが非常に多いことです。特に総務、財政、会計、契約部門への問い合わせが多く、問い合わせ対応に費やす時間が年々増加していました。

2つ目はマニュアル化が進んでおらず、業務に関するノウハウが属人化していることです。職員全員が閲覧できる仕組みはなく、紙のマニュアルが存在しない業務もありました。業務に関する手順やノウハウは個人のメモや「引き継ぎ書」として各課に眠っている状態でした。それらをデータ化してひとつに集約する必要があると考え、FAQシステム導入の検討を始めました。


導入の決め手

LGWANで利用でき、FAQを育てやすい仕組みだった

まず、LGWAN(行政専用のネットワーク)で利用できるサービスを探しました。その中で、シナリオ等の作り込みが不要であること、FAQを職員みんなで育てやすい仕組みであることから「ふれあいコンシェルジュ」を選びました。

また、若手の職員はわからないことがあるとまず検索する習慣があります。そのため、ウェブブラウザのように検索できるFAQシステムであれば職員に浸透するのではないかと考えました。


フォーマットやサンプルを活用しFAQを作成した

導入が決まってから稼働開始まではタイトなスケジュールでした。2ヶ月の間でFAQデータの準備を行ったのですが、問い合わせの履歴を整理できていない部署ではその整理からしなければならなかったため大変でした。しかし、FAQ作成のフォーマットやサンプルをいただけたので、無事にデータを作成することができました。

また、新規採用職員や経験年数の浅い職員に対して「どういったことが知りたいか」「どんな内容を掲載して欲しいか」というアンケートを実施し、その内容もFAQに盛り込みました。

期待する効果

FAQを拡充し、内部事務部門への問い合わせを削減

新たに導入したシステムで、なおかつ導入から日が浅いこともあり、これから徐々に浸透させていければと思っています。現状は問い合わせが特に多いものしか登録できていないので、今後FAQを増やしていく必要があります。そのために、職員がどういった内容を求めているのかを改めて集約したいと考えています。

職員のニーズに沿ったFAQを拡充し問い合わせの削減につながるよう、引き続き北日本コンピューターサービス様にサポートしていただきつつ運用していきたいです。

いずれは「ふれあいコンシェルジュ」が異動時の引き継ぎをサポートする存在に

さつま町では異動で部署が変わる際に「引き継ぎ書」を作成しています。この「引き継ぎ書」は人によって情報量がバラバラなうえ、業務の細かい手順まで記載することは困難です。わからないことがあればその都度前任の職員に問い合わせることもあり、非効率的な部分も多い状況です。

そういった、「引き継ぎ書」だけでは伝わりにくい内容をFAQとして蓄積していけば、引き継ぎの負担を大きく軽減できると思います。今いる職員だけでなく将来の職員のために情報を残すという意味でも重要だと考えています。誰が異動しても「ふれあいコンシェルジュ」を見ればすぐにわかる、という状況が理想ですね。

ふれあいコンシェルジュの資料は下記よりダウンロードいただけます。一度ご覧になってみてください。

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